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/ 展示会販促ノウハウ[ひと小間ブースで確実に集客・商談を増やす展示会営業術] |
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ターゲットを絞るということは、すなわちどんなお客さんにブースに来て欲しいかということです。
ここで注意しなければならないことは、
●せっかくコストをかけて出展するのだから、できるだけたくさん当社の商品を見てもらおう
●展示品がたくさんある方が、興味のある来場者をたくさん集められるだろう
●様々な業界で実績があるから、幅広く名刺を集めるようにしよう
というように、つい欲張ってしまうことです。
イメージ重視で出展している大企業ならこういう考えでも良いかもしれませんが、小さなブースで勝負する場合は致命傷となりかねません。
ここで法則①の「来場者の心理を理解する」をもう一度思い出してください。
来場者は「自由に、効率良く、自分の興味のある商品やサービスについて情報収集したい」という心理で会場を周っています。
そんな来場者が、あれもこれも欲張ったブースにわざわざ立ち寄り、時間をかけて説明を聞いてくれることはほとんどありません。
何せ会場には他にもたくさんのブースがあり、来場者は限られた時間の中でできるだけ多くのブースを見て回りたいと思っているからです。
そのためには、パッと見てわかりやすいブースにする必要があります。
わかりやすくするには、どんな来場者に訪問してほしいかを明確にし、その来場者が興味を引く商品やサービスを前面に押し出したブース作りが求められます。
ターゲットを絞るということは、展示会で目玉となる商品やサービスを絞るということになります。
特に小さなブースで勝負する場合は、一つの展示会で一つの商品を、それを必要とするターゲットにいかに見つけてもらうかに重点を置いて準備することが重要です。