ひと小間などの小さなブースで勝負する場合は、目玉となる商品やサービスを絞り、それを必要とするターゲットにいかに見つけてもらうかが成功の鍵です。
 
誰もが知っている大企業のブースであれば遠くからでも見つけてもらえますが、無名の小さな会社の場合はどうすれば来場者に見つけてもらえるでしょうか？
「やはり呼び込みをした方がいいのでは」という声が聞こえて来そうですが、来場者の心理を考えると逆効果であることは法則①でお話した通りです。
 
呼び込みせずに見つけてもらうには、私たちのブースはこういう商品・サービスを扱っていますということをわかりやすく伝える必要があります。
 
◎このブースは何を取り扱っているのか
◎この商品・サービスはどんな困りごとの解決に役立つのか
◎あなたにとってどんなメリットがあるのか
こうした情報を、キャッチコピーやパッと見てわかりやすい文章にし、看板やポスターを使って来場者に明確に伝わるようにします。
 
一瞬で通り過ぎる来場者の目に止まるようにするには、キャッチコピーは来場者に刺さるものでないと効果がありません。
会場を周ると残念ながら「社名」を一番目立つところに掲げているブースが少なくありません。その次に多いのが「商品名」や「サービス名」。これでは既存の取引先などには目印になりますが、新規客との出会いは期待できません。
 
目立たせるのはあくまでも「あなたにとってどんなメリットがあるか」というメッセージです。